【立ち読み】
超積極的なお嬢様に捕まってしまった主人公。
毎日涼しい顔とお上品な言葉遣いでドスケベに迫られ、タジタジになるが――?
「……またお前か、はぁあ……よくやるよな、毎日毎日……」
「また、とはなんです? ずいぶんな物言いですね」
昨日も今日も一昨日も、この娘が部屋の前で’待ち伏せ’ている。
なんでこうなったかというと――。
つい先日、男たちに絡まれているこの娘を助けたら、俺に付きまとうようになった。
部屋に入れてくれとせがまれたが、それが周囲に知れたらたちまち’事案発生’だ。
だからその時はきちんと断り、学園の寮まで送ったのだが……。
「今日こそは、お部屋に入れてもらいます。
入れてもらえないのなら、悲鳴を上げるしかありませんね」
部屋に入れれば’事案発生’。
部屋に入れなくても’事案発生’。
進むも地獄、退くも地獄……。
馬鹿馬鹿しい究極の選択ながら、致し方なくて、俺は部屋のドアを開けた。
「ありがとうございます、尚人さん! それでは、お邪魔いたします」
財前花澄と名乗ったその少女は、満面の笑みを浮かべて得意げに胸を張り、
俺よりも先に俺の自室内へと入っていったのである。
愛した人には猪突猛進!
アブノーマルなプレイまでもこなしてしまうお嬢様♪
押せ押せだけど、想い人に突かれてイキまくる健気な彼女は必見です★
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